貿易戦争にとらわれず、真実を考えていきたいところ。

本日は手短にコメントいたします。

本日、10時過ぎに中国人民銀行が、人民元取引の基準値となる中間値を1ドル=6.7671元にすると発表したことにより、ドル高が進み、NY金・NY白金共に時間外で売られ、東京金はとうとう4400円を割り込むことになりました。しかし、午後に入ると上海総合指数が上昇し始めたことで、一気に商品全般買い戻されました。

私は、今回の貿易戦争で、仕掛けたのは米国トランプ大統領ですが中国の対応はかなり冷静のように思います。人民元が安くなることで、米国輸入関税が25%になったとしましても、需要が落ち込むとは思えません。むしろ、今までと変わらず中国製品を購入することができると考えております。そう考えますと、マスコミの情報に振り回される必要はないと思います。25日には貿易に関して、EUと米国とで協議されます。今回、25%の輸入関税を引き上げますと、数十万人規模の雇用が失われる以外に、830億ドルの価格上昇が見込まれるため、果たしてそこまでする必要性があるか疑問です。今月は、波乱含みの展開は意識しておく必要がありそうです。

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