目先は、貴金属戻る時間帯。

 昨日もコメントしましたが、やはり金の押し目は買い拾われやすくなったと考えます。昨日は、トランプ米大統領が、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐり、メキシコとの2国間協議が大筋合意に達したと発表したことで、市場にリスクオンムードとなり、ドル安・NY金高となりました。ただし、自動車貿易の関税をゼロにする条件については、域内での部材調達比率を引き上げることで決着したため、本日の主役は白金という事になりました。しかしながら、今後はカナダを含めた3か国で最終決着できるか焦点になりそうです。そのため、高値追いはせず、売り叩かれた場面を買い拾いたいと思います。

キャプチャ (62)

 上記のチャートは、ドル・インデックス日足になります。8月15日に96.99ポイントまで上昇し、その後、24日のFRBパウエル議長の講演や、米国とメキシコとのNAFTA再交渉大筋合意などでリスクオンとなり、ドル売り・NY金買い、そのためNY金は1200ドル乗せ、NY白金は800ドル乗せとなりました。私は、正直ドルは目先天井を打っていると考えております。しかし、来月には米国が、中国へ2000億ドル相当の関税を実施する可能性があり、そうなりますと、再びドル買い・円買い・NY金売りが予想されるため、目安としましたら、明日以降から来月初旬を目安に、ドル94ポイントまで下げたところでは東京金は強気せず、ただし95ポイント台へ反発した場合は、東京金を強気するのが良いでしょう。

 具体的な価格は伏せますが、短期的には戻りたがっている相場と判断します。

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