東京金は買い方針継続です。今回、金(GOLD)が注目し始めておりますのは、NYダウの存在のように思います。9月までは、米国経済好調が表面化し、NYダウは上昇、ドル高、国債長期利回り上昇が、NY金の上値を圧迫しておりました。しかし、10月に入り国債長期利回り3.2%まで上昇したことで、安全資産としての国債からNY金へ資金が逃避したと考えます
NYダウは未だ乱高下、当然このようなボラティリティーの激しい金融商品には資金は戻らず、イタリアの財政不安、イギリスEU離脱問題、世界的な金融不安などで、金へ資金が流入してきております。しかも、FRBが来年春までに利上げサイクルは休止との報道もあり、NY金は1220ドル定着となっております。
東京金は買い方針継続です。ここからはテクニカルに関してお話ししたいと思います。まずは、上記のチャートをご覧ください。上段が東京金日足、下段が東京金週足になります。今までは、中長期は強気し、短期的に上値が重かったため、積極的な買いは控え、安値買い拾い方針としてきました。しかし、ここにきて上値の抵抗をやっと上抜けてきたため、買いの勢力が強まったと判断しております。
こと細かく話しますと、かなりの長文になりますので、簡単にポイントだけを述べていきます。上段の日足をご覧ください。一目均衡表の遅行線が、実線を嫌っているのが理解できます。回帰トレンド分析のσ=+2は4500円台であるため、相場の過熱感は全くありません。次に下段です。週足の一目均衡表遅行線は4~5週後に実線へ突入すると予想しております。4~5週後は、ちょうど12月FOMCに当たります。私の予想では、12月20日前後が分岐点になると考えております。回帰トレンドσ=-1を今現在維持し始めているため、次は中心線をトライすると予想しております。そうしますと、〇〇〇〇円までの上昇が予想できます。
1月9日の4793円の高値から8月16日4112円の安値まで681円下げたことになります。その半値戻しは3452,5円であるため、既に半値戻していることから、8月16日の4112円は大底と判断。天井を打つは、まだ先になりそうです。
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