東京金は、引き続き買い方針継続です。先週末に東京金のコメントを更新いたしました。その内容に捕捉いたします。
ここにきて原油が大幅安となってきております。それに加え、来年のFRBの利上げ回数のトーンが下がってきております。9月FOMCでは、2019年の利上げ回数が3回でしたが、1~2回に利上げのトーンが下がったことなどから、すべてがトランプ米大統領の思うつぼになってきたように思います。それならば、ドル高も続きにくく、いずれドル高けん制発言も出てくると考えております。そうしますと、当然、NY金は買われやすくなるため、来月はNY金〇〇〇〇ドルを目指す展開と考えます。
東京白金も買い方針継続です。今月21日に経済協力開発機構(OECD)が、2019年の世界の経済見通しを下方修正してきました。その影響からか若干下振れはしたものの、昨日のEU臨時首脳会談でイギリスのEU離脱が承認されたことから、白金にとっては評価される材料と考えております。独自材料は見当たらないものの、金・パラジウム・株式市場が安定しますと、ファンドの新規買いが入りやすくなると考えております。引き続き買いスタンスで臨みたいと思います。
東京トウモロコシは、売り方針です。何度もお伝えしておりますが、世界需給が大幅に緩和していることから、そのことを否定しない限り高値近辺、若しくは高値更新することはできません。しかも、そのことを否定するには毎月10日前後に発表します需給報告のみであるため、来月の需給報告までは少なくとも売りで勝負して良いでしょう。ただし、来年になりますと再び2019年度の作付面積が話題となり、米農家は米中貿易摩擦の関係で、大豆からトウモロコシへ作付けをシフトすることから、来年度のトウモロコシ作付面積はかなり増加すると予想しております。そのため、12月に戻したとしましても、来年に向けて売るのが良いでしょう。
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