東京白金は買い方針と考えております。FOMC後にNYダウ・NY原油が大幅安を演じたことから、NY白金も上値が重い展開となりました。しかしながら、明るい話題がないわけではなく、来年は生産高が減少する可能性があるため、今後とも底堅い動きが予想されます。実際、NY白金価格が下げているわけではありません。上記のチャートは、NY白金日足にストキャスティクス、取組みを組み合わせたものになります。
ここ10年間のNY白金の安値を見ますと、760~780ドルになります。その価格を意識しつつ、本日コメントをいたします。NY白金価格は12月に入り、ほぼ横ばいとなっております。かなりエネルギーを蓄積しているように思います。しかも、ストキャスティクスも下部でねじれております。エネルギーを蓄積しているもう一つの理由としましては、取組み面です。今月に入り、取組みが増加傾向にあります。この増加は、ファンドの売りポジションが膨らんだためです。11月27日時点では、ファンドの売りポジションが22,154枚に対し、18日時点では35,594枚と約13000枚増加しております。価格は、840ドルあたりから売っていることが理解できます。そうしますと、840ドルを上回れば、買戻しが入りやすくなると考えております。その一つの理由としましては、米中貿易協議進展と予想しております。しかも、価格が安すぎる分、悪材料を700ドル後半で吸収したこともあり、若干の好材料に反応しやすくなっているようにも思います。そのため、来年早々ファンドの買戻しが入りやすいと考え、やはり買いポジションを維持していきたいと思います。
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