それでは、テクニカルを見てみたいと思います。
上記のチャートは、オーソドックスな東京白金に移動平均線、相対力指数を組み合わせたものになります。上段の移動平均線は、5日、25日、75日を掲載しております。何日でも良いのですが、短期・中期・長期を明確に判断できる日数が良いでしょう。このチャートでは、ロウソク足が、短期・中期・長期線の下で推移しております。弱材料に反応しやすいのは、このような流れだからだと思います。ただし、下段の相対力指数を見ますと、12月中旬あたりを境に、指数が安値を切り上げています。
次に、東京白金日足チャートに一目均衡表を重ね、下段には新値3段足を組み入れたものになります。上段を見ますと、一目均衡表の転換線は基準線の下位おり、先行スパンは徐々に厚みを増してくる様子がご理解できると思います。このチャートでもテクニカルは売りを示唆しております。ましてや、新値3段足も売り転換継続中であるため、当然買う相場ではありません。ただし、新値3段足の2手目の陰転期間が1か月近くと長いことは注意しておく点でしょう。
とは言いましても、今の水準を改めて確認してみる必要もあります。
上記のチャートは、2006年以降のNY白金の月足チャートになります。リーマンショック後の安値を見ましても、750~800ドルが底辺になっております。100年に1回のリーマンショックの安値を、簡単にした抜けるとは思いません。つまり、今の悪い環境を相場が受け入れているように思います。3つのチャートの中に、上昇のきっかけ・ポイントが掲載しております。相場のことは相場に聞くしかありません。じっくりチャートを眺めながら、私は買いの転機を待ちたいと思います。
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