上記のチャートは、NY白金の月足になります。再度確認したいと思います。大きな流れで言うならば、以前もコメントしましたが、リーマンショック時の安値近辺は弱気したくありません。
ただし、今月は米中貿易通商協議、イギリスEU離脱期限などから上値が重くなっておりますが、だからと言って安値を売り叩く相場ではないと考えます。南ア鉱山会社の労働者はストに突入していることや、エスコム(南ア国営電力会社)の大規模停電、同じ白金族系のパラジウム・ロジウムの価格上昇による割安感などが、相場を底堅くさせています。
今回の上昇は、25か月移動平均線を上値抵抗としました。もちろん、現状の白金の取り巻く環境では、さらに上昇し続けることはできなかったようです。ただし、米中貿易通衣装協議やイギリスのEU離脱問題が、価格に吸収した場合、来月以降NY白金相場が上昇すると思われます。市場はNY白金900ドル~800ドルのレンジを予想していると思いますが、仮に900ドルを上抜けるようならば、1000ドルを試しに上昇すると予想しております。
来月以降は、悪材料出尽くし感と、投資資金流入、インド・中国の大型トラック排ガス規制による需要増加期待などが買い材料になると考えております。
目先の上下のブレは意識せずに、ある価格を上抜けたところでは買いへ考え方を切り替えていきたいと思います。
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