東京金は、ようやく下げ始めております。昨夜は、一部のお客様に売り玉を利益確定していただきました。時間軸で見ますと、売られすぎの領域にあるため、一旦売り玉を決済していただきました。
さて、東京金ですが、とは言いましても、売りスタンスは変わりありません。米中貿易摩擦懸念後退、イギリスEU離脱延期、米株価堅調&ドル高により、NY金の上値は今後も重くなると考えております。しかも、投資人気を表す指標の米国金ETF保有残高が、4月1日から約32トンも減少していることから、投資資金が金から流出していることが理解できます。投資資金が流出しますと、人気離脱により、相場は上がりにくくなると考えております。
ましてや、既にFRBのハト派色を織り込んだことから、今の水準から米金融政策ハト派を材料として買われた場面は、絶好の売り場になると予想します。
私は、日頃お客様に、時間軸の話します。相場には時間が必要になります。時間が相場のエネルギーを蓄積します。下げるために一旦上げるケースや、上げるために一旦下げるケースがあります。これも、振り子の原理で、どちらか片方に揺さぶることにより、どちらか片方へ弾みをつけることになります。これが、相場だと考えております。
私は、今年の東京金相場を、決して弱気しているわけではありません。いずれ、買いのチャンスがあると予想しております。しかし、材料が出尽くし、値段が高くなったものは、今まで以上の材料が出てこない限り、高値更新することはできません。しかも、価格が上昇しますと、現物の売りも出やすくなるため、本来上昇するのならば、価格を抑えて需要を呼び込むのが良いと考えております。そのためには、今の1270ドルも高いと考えております。
そのように考えますと、1275ドルをあっさり下回るのも時間の問題であり、〇〇〇〇ドル~〇〇〇〇ドルまで売り叩かれる可能性があります。因みに、そこまで売られますと、今までの材料が再び息を吹き返し、買われやすくなると考えております。
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