3日連続、東京白金のコメントをいたします。私が東京白金売られすぎと指摘してから、未だ下げ止まっておりません。テクニカル面では、売られすぎが更に売られすぎになっております。ここまで売られた理由としましては、米トランプ政権が、華為技術(ファーウェイ)への製品供給を事実上禁じる制裁措置に踏み切ったことから、中国の景気減速懸念が伝わり、今回のような下げを演じたと考えております。しかも、この材料の前に、NY白金市場で、心理的節目である850ドルを割り込んだことから、同市場におけるファンドロングの手じまい売りが出ていたことも、市場がネガティブ材料に反応しやすくなった要因と考えております。それに対し、東京市場ではファンドが、ゴールデンウィーク明けから売りポジションに比重を置いたことも、『売られすぎのさらに売られすぎ』を演じた要因と考えます。
さて、ここからの動きですが、NY市場でファンドロングのポジション整理が一巡するかが、今後のポイントになりそうです。私の見る限りでは、東京市場でのファンドの売り増しは、ほぼマックスに近いように思います。ファンドの動きが落ち着くようならば、今後ポジティブ材料に反応しやすくなり、売られすぎを一気に解消すると考えます。ここは、あまり勝負にいかず、仮に新規で買うのならば、安いところを徹底的に買い拾うのが良いでしょう。新規で売るのならば、売られすぎが解消するまで見送ったほうが良いと考えております。
あまり、材料を意識せずに、テクニカルと、相場の味(相場の反応)を見ながら、対処していきたいと思います。
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