東京白金、銅価格の反発がカギ!?

米中貿易摩擦深刻化が、東京白金の売り圧力を強めております。正直、ここまで売られるとは予想しておりませんでしたが、昨日もコメントしたように、下降トレンドラインからかけ離れているため、ここはロスカットを設定してしつこく買い拾うか、それとも下降トレンド近辺まで反発したところを狙って新規売りで考えるか、選択していきたいと思います。

 会員サイトにも掲載しましたが、今回の下落は内外ともにファンド売りによるものと考えております。それに対し、中国実需筋の買い。米中貿易摩擦が過激になっていることから、ファンド売りの回転が成功しているといったところでしょう。しかし、ファンドは安値で利食いをすることはありません。当然、それだけ売ったものは買戻しも早いと思われます。そう考えますと、安値を売り叩くのは危険だと思っております。

 しかし、東京白金は弱材料に敏感ですね。ただし、強材料がないわけではありません。南ア鉱山会社の小規模リストラから大規模スト懸念もあります。ましてや、英ジョンソンマッセイ社は、4トンの供給不足見通しもあります。世界白金ETF保有残高の減少は、ほとんど止まりました。南ア(アブサ・キャピタル)白金ETFは、微減ですが、それ以外は微増となっております。

 テクニカルはかなりの売られすぎ、ファンド売り圧力強まる、弱材料蔓延、といった状況であるため、今後の反発はかなり大きなものと予想しております。ここ最近は、景気先行指標の銅価格と連動しているように思えるため、銅価格の戻りにも期待したいところです。

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