東京金は、売りスタンス継続。米中貿易摩擦懸念により米利下げ確率80%に上昇、世界経済見通し0.3%下振れ予想(IMF)などによっても、ドル円とNY金の差し引きで東京金相場は上がっておりません。既にNY金市場でファンドは買いポジションを維持しており、今後投資資金が金に流入しない限り1300ドル越え厳しいと考えます。リスクオフからリスクオンに傾いた場面では、やや東京金の反発も考えられますが、未だ大底は打っていないと判断しているため、もうしばらくは売り目線で対処していきたいと思います。
東京白金は、昨日もコメントしましたように、売られすぎの状態が続いております。白金は、金と真逆です。金で指摘した材料は、全て白金の上値を抑えている要因になります。ただし、NY市場800ドル、東京市場でファンド売りポジションは2月15日以上増加していることから、今後は持久戦と考えとります。価格が低迷し、ファンドがガンガンの弱気となっているため、少しの強材料でも相場の押上効果はあると考えております。ここはロスカットを設定しながら新規買いが良いと見ております。
東京トウモロコシは、米農務省が米農家に損失補填のため160億ドル(約1兆7000億円)支援策を決定したことで、シカゴ市場は売られましたが、このまま下がる相場ではないでしょう。6月~7月には、本格的な天候相場を控えているため、さらなる高値を出し切った方が、6~7月の天候相場は怖くないと思われます。もうしばらく高値を待ちたいと思います。内外市場でファンドのショートカバーが完全に完了し、さらに新規買いが増えてきた方が、売りポジションを作る価値があると思います。
※会員募集中です。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。