東京金は、引き続き買いスタンスで臨みたいと思います。明日から2日間FOMCが開かれますが、仮に利下げをしない場合でも、NY金にとってはマイナス要因にはなりにくいと思います。と言いますのも、大方の見方は7月の利下げを予想しているからです。しかも、中東情勢の緊迫化、米中の貿易摩擦などが、テクニカル買い転換した今では、サポート要因になりやすいと考えております。
さて、本日の東京金のコメントでは、CFTCを中心にお話ししたいと思います。もちろん上記のグラフは、CFTCのファンドのポジションとNY金価格になります。上がファンド買いポジション、下がファンド売りポジションになります。
このことで何かお気づきになりませんでしょうか?
6月11日のファンドのネットロングは184238枚と、5月28日に比べ10万枚ほどネットロングが拡大しております。さて、このネットロングは過去最高なのでしょうか?当然、そうではありません。ご記憶に新しいと思いますが、2016年7月(北朝鮮の核実験)に1377ドルまで地政学的リスクで上昇しました。その時のファンドのポジションは、買い390000枚、売り73600枚でした。今現在(6月11日)では、買い250000枚、売り65800枚であるため、今後ファンドの新規買いが入ってきても不思議ではありません。2017年のファンド買いポジションだけを見た場合、ピークは351000枚でした。2018年は306000枚であることを考慮しますと、ファンドの買いポジションが更に5万~10万枚増加する可能性があります。市場は、米国が7月に金利を下げると予想しているため、ドル安・米長期利回り低下→NY金高の構図が予想されます。投資資金が、更にNY金へ流入すると予想しております。
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