東京白金は、買いスタンス継続ですが、本日は予想以上に下げました。しかも、正直昨日のNY白金市場が、なぜ売られたのか理解できませんでした。一つ言えることは、ファンドの売り圧力が強かったことです。
NY市場でファンドが売り叩き、東京市場でもファンドが売り叩いている一方で、一般投資家が買っていることが、このような低迷相場を長引かせているようにも思えます。上昇するにもファンドのショートカバーが出ない限りは、困難と考えております。
ただし、白金の取り巻く環境が悪いわけでもありません。南ア白金鉱山の労働組合であるAMCUと、南ア大手白金鉱山会社とで賃金交渉が開始したようです。AMCU側は、47%の賃上げを要請していることから、どこかのタイミングで労働ストが起こる可能性があります。それと、以前にもコメントしましたが欧州によるディーゼル車需要が底打ちしているようです。それに加え、世界白金ETF需要が数週間増加傾向にあります。つまり、ここまで弱気する相場ではないと考えております。
ただし、ファンドが売り叩いている以上は仕方がありません。ただし、私は今週・来週までが最後のチャンスだと考え、買いスタンスは継続していきたいと思います。
因みに、上記のグラフは、棒グラフがファンド売りポジション、折れ線グラフがNY白金価格になります。〇枠は、ファンドの売り枚数が膨らんだところになります。
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