FOMCは、大方の予想通り0.25%の利下げでしたね。今年の利下げ予想は、ゼロ~0.25%となっております。今回のパウエルFRB議長の記者会見で、今回の利下げはリスクに対する予防的なものとした一方で、悪材料による米景気を脅かすことがあれば、積極的に緩和するとの発言をしていました。やはり、米中貿易摩擦に対する懸念を抱いているように思います。
未だ金に対する市場の評価は高いものの、私はお客様にもお伝えしておりますが、今の価格水準、日柄などを考慮しますと、東京金を売るか、売らないかしかないと考えております。その理由としましては、長短金利逆転(逆イールド)の正常化、ファンド買い越しポジション継続、NYダウ高値圏維持、ドル高などなど。
そう考えますと、いつ下落しても良いと考えております。しかし、NY金価格が1500ドルを維持している以上、投資資金の流出に限界がありますが、1500ドルを維持できなくなれば、徐々に投資資金は他金融商品に向かい、NY金は下がりやすくなると予想しております。米中通商協議がある程度まとまりますと、NY金の大きな下振れが予想されます。そのため、何回も売りで騙されておりますが、今後もトコトン売りで対応していこうと思います。
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