東京金は、やはり上値では売り物が出やすくなっております。目先、吹き値は強気せずに、やや売りも意識しておく必要があります。ただし、まだ大きく崩れるような相場ではないため、中期的にはまだ買いで考えていきたいと思います。
今回、NY金・東京金の上値が重くなった理由は、日本時間8月20日午前3時に公表したFOMC議事録で、9月FOMCでの追加金融緩和に関し、ヒントが見つからなかったことで、9月の追加金融緩和後退により、金融商品全般的に上値が重くなりました。
ただし、突っ込みはまだ弱気はしたくないところです。と言いますのも、9月に追加で金融緩和するか否かの結果が出ていないという事。むしろ、追加金融緩和が遠のいたことで(NY金の強気後退)、NY金は買われやすくなったようにも思えます。
このチャートは、東京金日足に回帰トレンドを重ね合わせたものになります。このチャートを見ますと、中心線に沿って、上昇トレンド継続のように思えます。ただし、8月12日の大陰線の下限まで売られたため、戻り売り圧力は強いようです。
27日にジャクソン・ホールでFRBパウエル議長の講演が予定されております。市場は、金融政策の枠組みの見直しについて発言するとの見方。慎重な姿勢がうかがえます。
その日までは、東京金の上値を抑える可能性はありますが、それ以降は9月中旬まで上昇を予想しております。9月中旬以降は、売りで狙っていきたいと思います。なぜならば、以前にもお伝えしたように、米大統領選挙前のデリバティブ商品に全般的に利益確定売りが出ると予想しているからです。
東京白金
東京白金は、まだ上値を残していると考えております。このチャートは、東京白金日足に回帰トレンドを重ね合わせたものになります。基本的には、売り狙いではありますが、今の水準では新規買いも視野に入れた方が良いでしょう。そのため、突っ込み売りはせずに、逆張り方針とします。
※無料会員は、もうしばらくお待ちください。分かりやすいシステムを検討中です。9月以降になると思います。なお、建ち玉相談は、電話・メールにて承ります。非通知番号の対応はしておりません。宜しくお願い致します。