昨日のコメントでは、東京金はテクニカルが既に売り転換しているため、当然相場が上がりにくく、ただし、底固さを評価すべきとお伝えしました。それに加え、5日間今の水準で揉み合うと一目均衡表の遅行線が実線に突入するため、買い方有利になると予想。(その反面、5日間は上がりにくい)本日の東京金はNY原油安、NYダウ安の影響を受け、売り方有利となりました。
これでは、資金に余裕がない限り揺さぶられやすい相場です。しかし、何度もお伝えしておりますように、米国の金融緩和政策長期化となっているため、その事実を方向転換しない限りは、「金」そのものの下値は限定的と考えています。
今のNY金はドル高が重しになっていますが、その一方長期国債利回りは低迷しております。今は弱材料に反応していますが、当然強材料も存在しております。
このチャートは、東京金日足に移動平均線(5日・25日)を重ね合わせ、MACDを組み入れたものになります。テクニカル上、買い転換していませんが、短期線がやや横ばいになっており、売りの勢いも感じられません。やはり、焦点は来週15日・16日ごろ(FOMC)になると予想します。以前は、その時期に東京金が高値を付け、売りで勝負と考えていましたが、今現在の価格であれば、それまで底固めをする時間帯なのかもしれません。暑さ・寒さも彼岸までというように、「彼岸天井」でなく、「彼岸底」を意識してみたいと思います。
次に、こちらのチャートをご覧ください。
東京金日足チャートに回帰トレンドを重ね合わせたものになります。125日のトレンドは上昇です。しかも、今の東京金価格の水準はσ=ー2に近づいているため、私は下への揺さぶりはあっても、下抜ける相場ではないと考えています。
最後に、
米国アップルの日足チャートになります。このチャートを見ましても、利益確定売りが進んでいるように思います。しかも、今は力強さがなく、この下げがNYダウを押し下げているようです。一方向で下げる相場ではないと思いますが、今までのように上昇し続ける相場でもないと考えております。そのため、NYダウのボラティリティが激しくなることは仕方ありません。よって、日本の総裁選、米国の大統領選は株式市場の動きに注目したいと思います。
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