東京金・東京白金とも自律反発!?18:28

朝方、東京金・東京白金60分足が、逆行現象の兆しが見えてきたとし、買い玉を仮に決済(転売)したとしても、買い直す方針とコメントしました。私の予想では、午前中まで買い方の玉整理で売られ、後場から戻り基調と考えておりましたが、結果的に両商品とも安値近辺で取引終了しました。

 今回の相場下落要因はいくつかありますが、やはり追加的財政支援に関し、いまだ論争を繰り広げており、米大統領前に結論が出るのは困難との見方が大半であるため、ドルの買戻しが入り、ドル高・NY金安に転じたようです。ただし、色々と明暗を分ける要人発言がありますが、FRBとしましたら2023年末まではゼロ金利を維持するのと見解を示しており、当面多額な金融緩和状態継続に変化はなく、今回の下落は修正安と判断しております。

しかし、NY金・NY白金ともに高値から大幅急落を演じたため、簡単には戻り切れないようです。とはいえ、今回がポジション調整であるならば、NYダウは早い段階で反発することでしょう。しかも、昨日の株価急落はGAFAが値下がりし、その影響により株式市場から資金が一時的にでも流出したように思います。ただし、アップルやアマゾンは底抜けしておらず、これらの銘柄が「終わった」と判断するのは時期尚早と考えております。

 

 話は戻りますが、NYダウ次第の展開ではありますが、短期的に戻り(自律反発)を演じると、いまだ予想しております。その自律反発を狙った買いと考えております。そのため、今の相場は高くなったところを買うのではなく、安値を買い拾うのが良いと考えております。

 今現在のNY金1850ドルは、7月21日の陽線でサポートされており、一方、NY白金は6月~7月の価格に戻っただけのように思います。

キャプチャ

東京金60分足になります。逆行現象継続しており、MACDも買い継続です。ちなみに、逆行現象の対応は、逆張りであり、確かに怖いところを買い向かいしなければいけません。緊張するところです。そのため、自分自身に不向きであると考えた場合は、参考程度にご覧ください。

 東京金の自律反発のイマージは、やはり窓埋めできるかになります。つまり6450円トライするか否かを予想しております。そこは、もう一度売られることでしょう。

キャプチャ1

 東京白金も同じです。昨日は、3000円~3050円まで自律反発を想像していましたが、ここまで下げますと2950円~3000円が目先の急所になりそうです。しかし、この白金は、以前から強材料を述べてきましたが、それにプラスして南ア電力不足が報じられております。南アでは、ロックダウンが解除され、鉱山会社も稼働し始めているようですが、南アの気温低下に伴い、電力の消費が増加しているようです。そのため、仮に2950円~3000円まで戻し、再び売り叩かれたとしましても、余程のことがない限り、今回の安値を下回ることはないと考えております。

最後に、逆行現象が完了した決め手は、移動平均線を上回り、ゴールデンクロスをした場合です。いずれも、今は25時間加重移動平均線で抑えられております。これが目安になります。それに加え、日足での逆行の場合は、大底と判断できますが、60分足の場合は、大底と判断することはできません。

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