東京金は、買い方針。
今月に入り、米大統領選の行方、コロナワクチン開発に関し、金融市場が波乱含みの展開となっております。先月までは、米国追加経済支援策に関して、リスクオン・リスクオフで、ほぼ金融商品が同じ動きをしていましたが、ここにきて株式市場と金を含めた安全資産との明暗がはっきりしております。ただ、これは材料によるものであり、必ずしも逆相関の動きだけではないと考えております。
コロナワクチン開発は、当然株式市場にはプラスに作用し、債券・金などの安全資産にはマイナスに作用します。追加経済支援策に関しては、株式市場にも債券・金市場にもプラスに作用することでしょう。ただし、腑に落ちないのは、バイデン氏が新大統領になることで、株式市場が買われ、債券・金市場が売られるのでしょうか!?上下院のねじれにより、バイデン氏の公約である増税が困難になる一方で、追加経済支援策も民主党が提示している金額は困難になる可能性があります。そうしますと、株式市場にはマイナスに働くことが考えられます。ただし、既に低迷している金にとっては売り要因にはならず、むしろ株式市場が下落した方が、安全資産に資金が流入し、債券・金市場は一段高も考えられます。金のマイナス・下落要因は、金融緩和引き締めと考えております。
こちらは、米国10年物国債の利回りになります。こちらを見ましても、乱高下しているのがご理解いただけると思います。おそらく、バイデン氏が新大統領確実となり、そこへファイザー社の新型コロナウィルスワクチンの進展が、債券売り・株式買いになったように思います。しかし、昨日から徐々に利回りが低下しており、安全資産い資金が流入し始めてきているように思います。しかも、VIX指数の上昇も安全資産のプラス要因に働くため、年末にかけて東京金は〇〇〇〇円まで上昇すると予想しております。来年の話をしますと、鬼が笑いますが、来年は新高値を付けると予想しております。これは、米国の債務超過による金買いと予想。
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