金は、内部要因が解消されない限り・・・。19:11

 東京金は、本日大幅安となりました。前回のコメントでは、NY金が1800ドル割れてから戻るか、それとも1800ドル割れずに維持するかに焦点を当てて、底堅さを確認してからトレードを考えるとお伝えしました。しかし、本日NY金夜間取引で1760ドル台まで下落したことから、当面1800ドルへ戻るといった発想よりは、当面1800ドルが上値の抵抗になると見方が有効と考えております。以前にも再三指摘しましたが、ドル安・米国長期利回り低下にもかかわらず、NY金が売り叩かれているということは、完全にポジション調整しかありません。買い方の手じまい売りが出ている以上、上値は重くなることでしょう。

 NY金が浮上するきっかけは、来月10日ECB理事会、15・16日のFOMC以降と考えております。それまでは、ワクチン開発による投資家の金離れは否めません。東京4金を買いたくなった場合は、東京白金を買ってみたら良いと思います。

 東京白金は、東京金の影響で3200円を行ったり来たりしております。むしろ、この揉み合いが上昇のエネルギーを蓄積していると考えております。仮に、東京市場で金・白金を買っている投資家がいた場合、本日の東京金下落で、東京金を手じまい、東京白金だけを残すという方は少ないと思います。そう言ったことを踏まえると、白金の上値が重いという発想ではなく、底堅いといった考え方の方がつじつまが合うと思います。

私自身、この東京白金は来年景色が変わっていると思います。今までは、期待外れの相場ばかりでしたが、白金の独自材料が浮上しており、年末のブレグジット協議が無事通過すると、欧州市場でも白金に買いが入りやすくなり、NY白金で〇〇〇〇ドルまで上昇すると予想。それまでは、吹き値で売りも意識しつつ、買い目線は継続していこうと思います。

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