昨日から本日にかけて、金融商品全般売り優勢の動きとなりました。英国で変異種の新型コロナウィルス感染拡大を懸念して、白金も大幅に売られることとなりました。正直、欧州市場で売られるのは仕方ないと思っていましたが、ここまで売られるとは予想しておりませんでした。英国とEUとの通商協議で、英ジョンソン首相が新たな提案をしており、それに対してまとまるか注目したいところです。欧州もクリスマスを重要視しているため、まとまるとしましたら23日まででしょう。
通商協議がまとまるようならば、本日大商いをしたため、再び相場は浮上すると考えております。しかし、23日までにまとまらないようならば、年内は上値の重い展開になることでしょう。ただし、本日下落したことで、市場心理はポジティブからややネガティブになったため、今後の白金は好材料に反応しやすくなると考えております。
日経平均ですが、ようやく下げる形ができてきたと思います。ただし、年末ということもありますので、勝負は控えていこうと思います。
東京金は、本日大幅安を演じましたが、安値を売りたたく相場ではないと考えております。金融政策相場へと移行しており、徐々に投資資金も流入すると考えております。12月ということもあり、手じまい売りが出やすい時期ではありますが、再び6500円あたりまでの反発を予想しております。私の東京金予想レンジは6100円~6500円。