東京白金は、EUと英国の通商協議が難航しているため、上値の重い展開となっております。ジョンソン英首相は12月31日まで交渉する準備をしているとし、EU側も来年1月1日以降も英国と通商交渉を継続する用意があるとしているため、年内の通商合意は見送られる可能性が高くなりました。
しかも、その交渉に関し、ややポジティブな意見も出ており、もし通商合意できない場合は、白金は再び売られやすくなると考えております。大きな流れが変わったということではありませんが、今年もあとわずか、なかなか積極的な買いは出にくく、ポジション調整による売り圧力の方が考えられます。私も、少し買いポジションを軽くしたいと思います。
明日から2021年12月限が新補発会することもあり、12月限に買いポジションを徐々に移行していきたいと思います。
日経225の件に関しましては、明日コメントいたします。
今年は色々とあった一年です。コロナウィルスで始まり、コロナウィルスで終わる。コロナウィルスは継続していますが、金融商品のファンダメンタルズ以外の動きも意識しておかなければいけません。ただし、年初と年末の違いは、世界中の金融緩和です。来年以降も世界的に低金利・自国通貨安が意識され、金、銀、白金のように無国籍通貨が意識されやすいと考えております。ただし、3月・6月・9月・12月は、あまり強気しない方が良いでしょう。
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