貴金属は、ドル高・米利回り上昇が、今は上値を抑える要因!?18:24

本日、3連休明けの東京市場は、貴金属全般大幅安となりました。来年にも米国は利上げをするとの見方が出始めたことで、米長期利回り上昇、ドル高が、貴金属市場の圧迫要因になったようです。先週のコメントで、白金もドル高は売り要因と考え、今は買いを増やす場面ではなく、下落したところを買い拾うのが良いとお伝えしました。

その通りに、本日私のお客様は一部ではありますが、東京白金を買い拾いました。この理由としては、東京白金の出来高を見ると大商いになるペースだと判断したこと、NY白金が1050ドルを下回ったこと、本日3連休明けで手じまい売りが入りやすかっとことなどです。ドル高・長期利回り上昇が、貴金属の上値を抑える要因ではありますが、白金そのものの材料が存在している以上、NY白金1000ドル台は弱気したくないと判断しております。

このまま、ドル・米長期利回りともに上昇し続けるとは思えず、14日のFRBパウエル議長のウエブ会議で追加経済支援策を打ち出すとの声もあり、ただその日何もしないとしても、20日のバイデン米国新大統領の就任式までが、ドル高・金利上昇の限界と考えているため、仮にそのことが材料で白金が再び売られることがあった場合、目をつぶって買い拾っていきたいと思います。

 東京金も大幅安を演じました。先週のコメントでもお伝えしましたが、6350円~6300円の窓を下回ったので、予想以上に売りたたかれることになりました。ただし、6200円前後を弱気する相場ではないと考えております。ビットコインが、昨日大幅安となり、その資金がビットコイン、もしくは、株、金市場へ回ってくる可能性があります。ただし、ドル高・金利上昇が一服しない限りは、金への投資資金流入は期待できませんが、ただ今はそれだけカネ余りになっているということは意識しておかなければいけません。そのため、安値を売る相場ではなく、予想レンジ6350円~6150円とイメージし、大幅レンジの逆張りで臨むのが良いと考えます。

建ち玉相談に関しましては、メール、または電話にてお受けいたします。非通知電話での対応は行っていませんので、ご了承ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事