昨日もお伝えしましたように、東京白金は買い方針維持とします。3連休明けにもコメントしましたが、本日の上昇により、東京白金の安値での買いに、値幅120円プラスになっております。こんなものではないと考えているため、徐々に買いポジションを増やしていきます。本日、追加経済支援策の発表があるか否か注目しており、もし何もなかった場合、目先的に売られる可能性もあるため、前もって〇〇〇〇円で買い指値を出しております。指値が入らない場合は、明日以降成行に変更します。
相場は、テクニカル・内部要因・ファンダメンタルズなどの指標に沿って、組み立てます。ただし、今の白金は、以前のパラジウム相場になるかもしれません。白金の争奪戦が始まっていると考えています。2018年にパラジウムは3000円台の水準でした。翌年2019年になってから徐々に上昇し、5000円台まで浮上。誰が2018年時点で5000円まで上がると思いましたか!?私自身も5000円まで上昇すると思っておらず、2019年入っての5000円がおそらく天井かと、早合点してしまいました。それが、2020年には9660円の高値を付けました。今でも、8000円前後の水準です。この価格でも需要があるということですよね。つまり、必要としている人がいる場合、テクニカルや内部要因は一切関係なくなります。目先の動きも必要ですが、今の白金は良質な材料が豊富です。ファンドが買う前に、仕込んでおくのが良いと、私は考えております。
金は、やはり米長期利回りに、まだ過敏に反応しております。昨日の米国市場では、金にとっての上下の材料が交錯していました。米30年物国債の入札が好調だったことから、米長期利回りが低下、そのため、NY金も反発しました。しかし、米CPIコア指数が鈍化していることで、インフレ圧力が抑制されているとの見方で、再度売り直されることとなりました。本日、日本時間で米長期利回りが反発したことを受けて、東京金は6136円まで下落することとなりました。以前にもお伝えしましたが、ドル高・米長期利回りが上昇している間は、投資資金が金へ流入しにくくなり、戻りは売られやすいと考えております。本日、米国で2兆ドル規模の追加経済支援策を打ち出した場合の反応を見たいと思います。もし、何もなかった場合は、一段安を警戒しておく必要があります。予想レンジは、3280円~3100円に水準を切り下げて考えたいと思います。
日経225は、昨日買った分で、一時700円の利幅が乗りました。しかし、引けにかけて利確も出たことで、やや上げ幅を修正しました。私自身、もう一段高があると予想しております。いつも木曜日に発表されます外国人投資家と個人投資家のポジションは明日の予定です。今年に入っての一週間は、外国人投資家が買いを増やし、個人投資家は売りポジションを解消していると考えております。今週に入っては、もしかすると個人投資家が買い越しになっているかもしれません。ちなみに今週のポジションは、来週木曜日に更新されます。
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