東京白金は、本日日本時間で高値更新できずに、失速してしまいました。前日の上昇は、南アの変異種コロナウィルス感染拡大で買われ、本日は株や原油が高値から売られたことを受けて、マイナスサイドまで売られました。もしかすると、3500円台まで売られるかもしれませんが、そこは買い場と考えております。供給不安で上昇するケースはありますが、今回の白金は需要増加である程度まで上昇すると予想しております。そのため、安値は買い拾っておくのが良いでしょう。ちなみに、私は昨日買い増ししました。
昨日の米国市場では、FRBパウエル議長が利上げに対し否定、バイデン次期大統領の就任式後に、1.9兆ドル規模の追加経済対策を発表するとの報道。
東京金は、米長期国債利回りに対して、逆相関の動きになっています。要人発言により利回り上昇、さらに大規模な追加経済対策を打ち出すとの期待も、利回り上昇の材料となりました。ただし、ここで一先利回りの上下変動は緩やかになると考えております。前にもお伝えしましたが、ドル高・利回り上昇は金にとって弱材料、そのため投資資金が流出しやすい。しかし、米国債が安定してくるようならば、莫大な金融緩和を行っているため金にも投資資金が再び流入すると考えており、東京金6200円前後は弱気したくないところです。しかしながら、投資資金が流入していない今は、上値にも限界があります。よって、ここからは狭いレンジでの逆張りが良いでしょう。
日経225の買い玉は利食いしていません。本日発表の東証一部・二部の外国人投資家、個人投資家のポジションですが、外国人投資家は3647億円買い越し(前週75億円売り越し)、個人投資家は2821億円売り越し(同2541億円売り越し)でした。これは、1月8日までのポジションになります。つまり、今週の上昇は、個人投資家の買戻しによるもの、日経225の高値からの下落は、外国人投資家の利食い売りと予想します。ただし、これで終わったわけではないと考えております。まだ天井を打つタイミングではないでしょう。そのため、もう一段高を意識して、買い方針とします。
建玉相談は、メール若しくは電話にて承っております。非通知電話での対応は行っておりませんので、ご了承ください。