東京白金は、買い方針継続です。国策に売りなし、相場の過熱感なし、5年間の高値更新なしといった白金相場。これからの相場が楽しみです。いろいろと白金の材料に関しては述べておりますので、本日はそのことに触れません。過熱感がない理由を考えていきたいと思います。
先週末に公表されたCFTC建玉明細を見ますと、ファンドの買い枚数35835枚(前週36718枚)、売り枚数7949枚(同9259枚)でした。(1月19日の向こう一週間のポジション)
NY白金チャートで実感してみましょう。
①がその時のNY白金の動向になります。数字を見ますと、売りポジションが大幅に解消されていましたが、その一方で買いポジションも減少しておりました。しかも、買い越し枚数は27886枚です。ここで考えられることは、①今後白金価格が弱含んだ場合、ファンドの新規売りの可能性大、②高値では、ファンドは買っていない。という点。
少し掘り下げてみますと、今のファンドの買いポジションは35835枚です。昨年12月21日時点の同買いポジションは35791枚と、ほぼ同水準です。つまり、②の水準では、すでに36000枚近いファンドの買いが存在していたということになります。どの水準で買い仕込んだかは分かりませんが、一つ言えることはファンドの投げ売りは、今後考えにくいということになります。なぜならば、ファンドは引かされていないからです。(ファンドの買いポジションに利益が乗っている。)
更に掘り下げてみますと、昨年2月25日時点のファンド買いポジションは63973枚、買い越し枚数は50201枚でした。後に980ドルしていたNY白金が、562ドルまで下落することとなりました。昨年の3月13日に安値を付けたわけですが、同年3月11日~17日までのファンドの買いポジションは、37818枚まで減少したことになります。25000枚ほどの投げ物が出たということです。
ここから更に続きがあります。
560ドルから同年7月には900ドルまで上昇したNY白金ですが、ファンドの買いポジションは10000枚以上減少していました。なぜ、それなのに相場は上がったのか!?これが実需の動きです。一生懸命560~900ドルでは、それだけ実需が買っていたことになります。
このポジションの流れを見ると、ぞっーとします。実需は、よほどのことがない限り、市場で売却しません。ファンドは、当然買ったものは売ります。そう考えますと、NY白金相場のスタートは1000ドルなのかもしれません。私は、来月〇〇〇〇ドルまで上昇すると予想。そこを狙って、買いポジション維持していきたいと思います。
日経225のコメントも掲載しようと思ったのですが、白金に関して熱くなったため、明日コメントいたします。
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