昨日、米国株式市場でファンドが一部の個別株を大量に買い大幅上昇となった反面、ほかの個別株をヘッジ売りしたことで、VIX指数が急反発し、金融商品全体にリスクオフムードとなりました。株式市場も高値圏で足踏みしていたため、本日のような修正安は必要と思います。
昨日コメントしたように、東京白金は上値の重い展開となり、日中取引で3540円まで売られることとなりました。しかも、夜間取引に入ってからも上値の重い展開となっているため、あるかどうかは分かりませんが、3480円あたりまでは意識しておく方が良いでしょう。本日は、中国の買いも目立っておらず、ファンドの新規売り、手じまい売りが相場を支配していたように思います。
米国債長期利回り低下、ドル高、株安の動きに対し、白金相場は利回り低下には反応せず、ドル高・株安に反応しております。ここまで売り叩かれるということは、もう一段の下げも視野に入れておく必要があります。1月22日に3784円の高値を付け、今現在の安値3524円と260円下落、下落率では6.8%となっております。押し目の範囲内は5~7%であるため、ちょうど良い押しと考えることもできます。
ただし、
このチャートは、NY白金の60分足になります。昨日は1080ドルで買い拾われるとお伝えしましたが、1050ドル台まで売られることとなりました。ダウントレンド継続中となっているため、V字反騰するというよりは、底値を確認中と考えた方が、リスクを最小限にすることができます。
こちらは東京ではなく、大阪白金60分足になります。こちらもダウントレンド継続中になります。まだ下値で出来高が増加していないため、戻っても売り物が出やすいと考えております。
大きな流れに変化はありませんが、無意味な戦いはせずに、ここは様子見をしていきます。
日経225
日経225は、やはり下落してきました。28800円が重くのしかかっていたようです。本日公表した外国人投資家、個人投資家の1月22日までのポジションは、外国人投資家が1340億円売り越し(前週末2614億円買い越し)に転じ、個人投資家は1700億円買い越し(同537億円買い越し)に増加していました。つまり、本日の下落は、個人投資家の手じまい売りによるものと考えております。ただし、相場が反転するためには、個人投資家の空売りが必要です。そうなりますと、もう一段安値も意識しておく方が良いと考えております。とりあえず、強気は避けていきたいと思います。
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