大阪白金は、3700円台から売り物が出やすくなっております。現物価格から比べて大阪白金は40円ほど割安になっており、思いのほか買い人気がついてきておりません。しかも、本日夜間取引で3700円割れからスタートしたことを考えますと、1~2日は上がりにくいかもしれません。
ただし、まだ天井を意識する相場ではないと考えております。南アの国営電力会社エスコム、ステージ8の負荷制限が起こる可能性があるようです。ステージ8とは、頻繁に停電が起き、1日のうち半分は停電状態になるようです。そう考えますと、プラチナの採掘にも限界があり、需要面というより供給面で問題が生じる可能性があります。
需要面でも水素燃料触媒として白金が注目されており、今のディーゼル車触媒の5倍~10倍白金が必要になるようです。世界的に脱炭素化に動き始めていることから、2006年~2008年の上昇相場が再び期待できると考えております。それだけ、白金の取り巻く環境は改善されたことになります。
近年では、ブレグジット(イギリスEU離脱)や、ディーゼル車の需要の落ち込み、アジア圏での宝飾品需要の落ち込みなどで、格好の売り銘柄になっておりました。しかし、状況が一変、むしろ脇役から主役になる要素が大いにあります。やや、価格水準が引きあがったことで、ボラティリティが高くなっているため、注意する必要はありますが、買い目線は継続していきたいと思います。
日経225は、先ほど試し売りしてみました。大きく値崩れするとは思いませんが、戻りが早いように思えるため、売りから入ってみました。ただし、28500円を上抜けるようならば撤退したいと思います。
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