本日日中取引で、大証白金2900円台と3500円台を除き、ほぼ利食いいたしました。
私は、2月1日に今月注意する日をお伝えし、2月2日には南ア電力事情、2月3日にはテクニカル面から見た白金相場をコメントし、1月19日では2月に白金相場が上昇すると予想してきました。今のところ、その通りの動きになっております。
正直、まだまだ上値余地があると見ております。詳しくは、1月22日の「NYパラジウムをイメージしながら」をご覧ください。
今の白金の材料は、「出たらお終い」、「知ったらお終い」というものではありません。むしろ、これからが重要局面入りするということになります。
◎南ア変異ウイルス感染拡大により白金供給不安
◎南アの国営電力会社エスコム、ステージ８の負荷制限が起こる可能性（一日の半分が停電状態）
◎水から水素に電解するためにはプラチナとイリジウムが必要
◎脱炭素化は世界テーマ、バイデン新大統領グーリン政策
これらのことを見ても白金はいくらまで上昇するか見当もつきません。フォルクス・ワーゲンショックで白金のディーゼル車触媒需要が低迷しましたが、今では中国や北米でパラジウムの代替として白金を自動車触媒として使用するようになってきてるようです。ある方の話では、年間30万オンス（約8.5トン）需要が増加する見込みとしております。
すべてのことを考えましても、ほかの商品よりも材料が豊富です。そこに、追加経済支援策が合意されたり、世界の景気回復期待がさらに増したり、そのようなことが重なると2007年から2008年の相場も期待できると思います。そのためには、相場が揺さぶりをかけたとしても、弱気しないように安値の買いを保有し、ポジションバランスを重視しながら取り組んでいきたいと思います。
大証白金日足チャートになります。上昇し始めてから本日の夜間取引～12日の日中取引が9日目になります。日柄がピッタリハマるかは分かりませんが、12日は既に中国春節入り、新月となっているため、一部は利益確定しておいた方が良いと思います。
こちらはNY白金日足チャートになります。今晩10日が上昇し始めてから9日目になりますので、本日の夜間取引がポイントになると予想しております。
一番力を入れていますのが白金相場であるため、白金のコメントがどうしても中心になってしまいます。もし、それ以外に相場に関する疑問点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
