大証白金は、昨日の夜間取引で4134円まで下がり、本日の日中取引で4377円まで反発し、結局4308円で取引終了しました。昨日のコメントで黄金比率0.382押しまでちょうど下げたことになります。いわゆる3分の1押しということです。
ただし、私は強気してません。まだ下値はあると考えております。当然初押しは買いのセオリーですが、戻りが鈍い場合、若しくは過熱した相場の場合、25日移動平均線を試す可能性があります。
昨日も掲載した大証白金の日足チャートになります。このまま上昇するには無理があります。今回の上昇相場は1月に揉み合いを演じたため、エネルギーが蓄積し、一気に1000円以上上昇しました。今までは実需の買いで上昇していましたが、今回はファンドの買いで大幅上昇したわけです。つまり、ファンドが買いに偏らせてきたことから、下振れリスクが出てきたということになります。
しかも、私は大証白金上昇する前に、逆ザヤ、おかめサヤであるため、買いが有利と伝えてきました。このことは、相場の変動に関して一部の要素しかありませんが、期近が期先より高いのは、現物人気よりも投資人気が弱いことを示しており、下げにくいと判断できる要素でした。しかも、ロンドンスポット価格よりも大証白金は当時40~60円も安いということは、一般投資家もファンドも買えていないことが理解できました。そのため、再三白金の割安を主張してきました。
しかし、2月16日にもコメントしましたが、期近2月限が大商いとなり、その後、期近より期先の方が高くなりました。つまり、おかめザヤから順ザヤに変化したことになります。しかも、ロンドンスポット価格と大証白金は、ほぼ同価格になり、一般投資家やファンドの買い人気が強まったように思います。そのため、あまり強気すると、下がるリスクが強まるため、ここは静観しながら、〇〇〇〇円前後を狙いたいと考えております。
話は前後しますが、お客様にも聞かれましたが、この白金相場が大天井を付けたとは思えません。正直、これからの相場だと考えております。予想以上の上昇が年内にも考えられます。次の安値はかなり買いを増やしていこうと思います。
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