3月中旬までは波乱含みの展開!?18:38

本日は、米長期金利が上昇一服となったことから、金融商品全般買いが入りやすい展開となりました。しかし、今週はFRB要人発言が予定されており、なかでも日本時間5日午前2時05分パウエルFRB議長の発言に注目が集まっております。それと、日本時間6日午後10時30分の米雇用統計の内容が予想以上に良好なものかも、米長期金利の動向に関係してきます。(米経済支援策、上院で採決も予定)そのため、長期金利上昇が終わったか否かは、それ以降の話になります。

 

大証白金

5日移動平均線まで値を戻してきました。一番需給が堅調であるため、戻りも早いようです。しかし、3月1日にもコメントしましたように、手放しで買うのではなく、ゲーム感覚で逆張り対処が良いと考えております。NY白金の取り組みが減少し始めていることもあり、ファンドの手じまい売りが出やすい時間帯と考えております。しかも、昨日コメントしたような振り子の原理、エネルギーの開放で上昇しているわけではないため、今は大きな逆張りを意識するのが良いでしょう。ただし、ここ最近、大証白金の動きに多少変化が出てきました。昨日までは、ロンドンスポット価格、NY白金価格、大証白金期近、大証白金期先の中で、NY白金と同じくらい高かったのが大証白金期先でしたが、本日からロンドンスポット価格とほぼ同値になっております。つまり、簡単に言うと、ロンドンスポット価格よりも20円割高だった大証白金期先でしたが、本日からほとんど価格差がなくなりました。しかしながら、昨年の12月から今年1月にかけては、ロンドンスポット価格より40円割安だったため、正直、そのような価格差になった方が、私自身買いやすくなります。(以前にも再三価格差に関してコメントしてきました。)

大証金

もうしばらく戻りは売られやすいと考えております。今年に入り、米国金ETF保有残高が82.86トン減少しております。今の状況のままならば、NY金1800ドル乗せは困難でしょう。しかも、同市場の取組みが急激に減少しているため、ファンドの買い意欲も減退していることになります。そう考えますと、もうしばらく買いで臨むよりは、多少のリスクと環境変化に注意し、戻り売りの方が有利と考えております。ただし、相対力指数が内外ともに低い水準であるため、突込みは売れません。今後のポイントは、NY金の取組み、米国金ETF の増減、米長期金利の動向になります。

日経225

もう一度売り場を探しております。日銀が指数連動型ETFを先月は501億円の購入しか行っておりませんでした。ちなみに、1月は2004億円と、これでも金融緩和の規模からしますと少ないのですが、先月はさらに購入額が減少しておりました。市場では、テーパリングの意識が強まっており、今月18日・19日の日銀会合で、金融政策に関する文言の修正があるのではと、市場は注目しております。やや、日経平均株価は先取りしすぎた感もあり、昨年11月から今日まで修正らしい修正がないため、もう一度売り叩かれる場面があると予想しております。

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