昨日コメントしましたが、昨日の大証白金は、日中取引で4170円以下は買い拾い、夜間取引で4260円前後で利益確定しました。うまくいきましたが、本日調子に乗って日中取引で4200円割れを買い拾いました。
15時過ぎに、米長期利回りが1.59%台まで上昇したことで、ドル高も進み、貴金属に売り物が出やすくなりました。ただ、お客様もおっしゃっていましたが、「下げなければ上がらない」、その通りだと思います。
来週は金融ウィークであり、パウエルFRB議長が金利上昇について言及するのかがポイントになります。
ミクロで考えるのも良いと思いますが、マクロで相場を見ていきたいと思います。3月5日にも掲載したチャートになります。その時も、私の予想として、上昇トレンドラインは維持するだろうとコメントしました。結果、今のところ維持していることになります。
私は、白金にとって、長期金利上昇、ドル高も重要な要素ですが、一番大事なことは白金そのものの材料です。つまり、工業品需要になります。脱炭素化で、米国をはじめ、各国がクリーンエネルギーに動き出しております。
そのため、水素自動車で必要とする白金は、今後も需要増加が見込まれると考えております。
以前にもコメントしておりますが、高値を更新したことよりも、下値を切り上げていることを重要視していきたいと思います。
つい半年前までは、2800円が下値でしたが、それが、2か月後には3200円台になり、さらに1か月後には3500円台、そして、また1か月後は3800円台と、下値を切り上げております。これが実需の動きになります。200円~300円ずつ下値を切り上げているため、次の下値は4000円~4100円と考えております。いずれ2015年の高値を試してくると予想しております。引き続き買いポジション継続とします。
最後に、上値抵抗線(レジスタンス・ライン)を終値ベースで上抜けると、2月16日高値4524円を上回ることでしょう。
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