米長期金利が落ちすくまでは・・・。17:24

本日は、金融商品全般に売られやすい展開となりました。ご存じのように、米長期金利が1.75%まで上昇したことや、原油安、ナスダック大幅安が足を引っ張った格好となりました。昨日のFOMCで2023年末までゼロ金利政策を維持するとのメッセージを発信したにもかかわらず、金利上昇は恐らくイレギュラーのようなものと考えております。私の予想では、最後のポジション調整が行われたように思います。

さて、それに対し、大証金ですが、直近高値から100円以上下落しました。しかし、本日の動きを見ますと、底堅さを見せていたように思います。この動きは、少なくとも2023年まで金融緩和継続を意識した動きのように思います。以前にもお話ししましたが、弱材料で売られるのは仕方がないことです。ただし、相場が踏ん張れるか、それとも下値を切り下げるのかが重要になってきます。本日の動きだけを見ますと、前者と確認しました。本日で中銀ウィークは終了しますが、未だ米長期金利の動向に左右されやすいため、もうしばらくは不安定な動きを予想しております。ただし、ここからは弱気せずに、マイナス圏での買い拾いを考えたいと思います。

大証白金は、昨夜急反発しましたが、他金融商品の下落により、白金にも売り物が出やすくなりました。本日NY白金1200ドル、大証白金4200円を維持できるかがポイントになります。維持できるようならば、再び株式市場が安定してきますと、新たな買いが入りやすいと考えております。今は、4200円~4300円のレンジで動いていますが、4300円~〇〇〇〇円のレンジに移行するのも時間の問題と考えております。

日経225は、テクニカルが買いに転換しました。新規売りは見送りたいと思います。本日の日銀決定会合では、昨日伝わっていた10年物国債金利ゼロを起点とし上下0.25%に設定、ETFの買い入れはTOPIX連動型を増やすといった内容でした。(そのため、TOPIXが買われる展開となりました。)そのため、日経225は、もうしばらく買われにくいと考えておりますが、先週末時点で外国人投資家が大幅買い越しになり、個人投資家が途転売り越しになったことを考えますと、押し目(下がったところ)では個人投資家の買戻しが入りやすいと考えております。ただし、私自身は、もうしばらく静観したいと思います。

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