本日、21時30分に米雇用統計の発表があります。市場予想は、失業率6%(2月6.2%)、非農業部門雇用者数は64.7万人増加(同37.9万人増加)と、かなり雇用が改善すると見込んでおります。ただし、この評価は、すでに相場へ織り込んでいるように思います。しかし、本日は米国市場グッドフライデーで株式・商品市場休場、債券市場が時短となり、相場への影響は来週月曜日以降になると予想しております。
こちらは、米10年物国債利回り日足チャートになります。ワクチン接種急ピッチによる景気回復が、今の長期利回りを上昇させている要因になっており、さて本日の米雇用統計でどのような動きを見せるか注目です。すでに、市場予想により米雇用統計のハードルが上がっている現状で、むしろ予想を下回った場合の方が、市場の混乱が大きいと考えております。
つぎに、ユーロドル日足チャートになります。現状は、ユーロ安ドル高で推移しております。しかし、テクニカル面から見ますと、そろそろユーロ安・ドル高の勢いはなくなり、むしろ巻き戻しが起きると予想しています。ドル高は、貴金属市場の重しとなり、金にとっては長期利回り上昇もネックになります。
しかし金は、これだけ悪い環境の中で、大証市場6000円維持しております。これが、私の予想通りの動きになるようならば、内外の金は一段高も期待できると考えております。
本日は、米国市場休場のため商社の動きはなく、現物市場、NY市場よりも大証市場は割安で推移しております。特に白金の場合は、50円ほどの大証市場が割安になっております。このような割安を売って、いくら取れるでしょうか!?私は、以前から指摘していますように、4月は大幅上昇を期待しているため、買いしか考えておりません。
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