本日の商品相場は、日本の機関投資家が米国債を購入したことから、米長期金利が低下、そのため日米金利差が縮小し、ドル安・円高に振れ、リスクオンの動きを見せました。
大証白金は、4月9日までの市場参加者のポジションを参考に本日の動きを推測しますと、朝方は海外投資家(ファンド)の買戻しが入り上昇、その後は一般投資家の手じまい売りが炸裂したように思います。4210円どころでは、成行で300枚ほどの売り注文が出たことで、やや地合いは緩んだものの、大引けにかけて堅調な動きを見せました。
本日は、大証白金は少し上げすぎのようにも思いますが、来週4150円を下回らないようならば、再び〇〇〇〇円に向けて上昇すると予想しております。4月9日までの海外投資家のポジションは売り越しになっており、恐らく12~14日まで売り叩いていたように思います。本日上昇したことにより、売り玉の買戻しはほぼ完了したように思え、ここからは新規買いが入ってくるか注目したいと思います。基本的な流れは変わりありません。
大証金は、押し目買い方針継続です。引き続きマイナスサイドを買い拾っていくのが良いでしょう。ブルームバーグによりますと、今回の米国10年物金利上昇の仕掛け人が判明したことから、今後米国債金利上昇は続かないと考えております。投資資金も金に流入する可能性が出てきており、弱気はしたくないところです。ましてや、昨日コメントした中央銀行の金購入も下値サポート要因になると考えております。
大証ゴムは、徐々に底固めをする可能性があります。私の想像ですが、上海市場で相場を下げさせないためのまとまった買いが入ったように思え、そのため、逆張りの買いで臨むのが有効だと考えております。ただし、再三述べていますように、生ゴム在庫が増加傾向にあり、高値追いは避けていきましょう。
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