1年間の値動きを見て、大証金は買い!?18:11

昨日もコメントしたように、白金のベンチマークは金と考えております。つまり、今の白金は、金の変動に左右すると考えております。昨日の米国市場は、ドル安が進んだ中、貴金属市場は買い一色となりましたが、米長期利回りが反発したことで、上値を抑えられる結果となりました。しかし、再三述べていますように、米長期利回り上昇は続かないと考えており、過去のコメントを参考にしていただきたいのですが、金は底堅い動きを見せると予想しております。

本日は、大証金価格の推移を確認しておきたいと思います。

ご存じのように、昨年3月にコロナウィルス感染拡大により、市場は現金化の動きとなり、金価格は大幅安を演じました。その後、世界的な金融緩和発動で、金相場は底堅く推移することになりました。昨年8月には7032円まで大証金が上昇。その後は、金融緩和効果で世界経済が持ち直し、市場は徐々にテーパリングを意識し始め、米長期利回り上昇の影響から投資資金は金から離れ、大証金価格は高値から1000円以上売り叩かれることになりました。しかし、コロナウイルス前の高値5913円を下回り続けることは困難であり、すかさず安値買いの動きとなっております。なぜかと言いますと、そこに金融緩和といった大きな材料があるからだと考えております。その価格(5913円)を下回り続けるには、テーパリングを実際に行い、しかも政策金利の引き上げが行われなうことが必要不可欠になります。つまり、今後あるかどうかは分かりませんが6000円割れは絶好の買いということになります。

次に・・・。

こちらは大証金60分足になります。①をご覧ください。4月16日23時~24時のチャートになります。下の出来高が増加しており、ここでまとまった買い注文が入ったように思います。価格帯は6129~6164円になります。つまり、この価格帯が下値ポイントになります。

次に②をご覧ください。5時間、10時間、25時間移動平均線の関係性になります。5時間、10時間移動平均線が横ばいになったとしても、25時間移動平均線が上に位置している場合は、売り叩かれる危険性(リスク)があります。しかし、今は25時間移動平均線も下げてきているため、リスクが軽減したように思います。

2つのことを合わせて考えますと、6129円~6164円は下値抵抗になり、今の価格は買い場と判断。しかし、6120円を下回ると6000円割れも視野に入ることから、その価格ではロスカットを設定するのが良いと考えております。とはいえ、先ほども述べたように、6000円割れが仮にあれば、目をつぶって買ってみるのが良いでしょう。

建玉相談は、電話、メールで承っております。お気軽にご相談ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事