大証白金は、弱材料に反応している。17:13

大証金は、昨日コメントした通りの動きとなっております。昨日のコメントをご参考にしてください。

 一方、大証白金は、昨日「金」がベンチマークとお伝えしましたが、昨夜は金の堅調さに反発する場面もありましたが、欧州株式市場の急落がネックとなり、NY市場では再び1200ドルを割り込むこととなりました。

 一つだけ言えることは、ここ最近の白金は、弱材料に反応しております。おそらく、海外ファンドが新規売りを仕掛けているからだと考えております。そのため今は、反発場面=ファンド買戻しとなり、一時的に反発し再度売り叩かれる構図の流れになっております。

 

 白金は、基本買い方針ですが、NY市場で1200ドルを挟んだ揉み合いを演じていることや、弱材料に反応していることから、そのリズムに変化がない限り、上昇し続けることは困難と考えております。つまり、ドル安、米長期利回り低下、欧州株急落の材料の中で、白金が上昇しているのか、若しくは下落しているのか慎重に見極める必要があります。

 明日22日と23日は気候変動サミットを開催します。22日にはアングロ・アメリカン・プラチナムの第1四半期生産高発表、ECB理事会が予定しております。白金相場が、どの材料に反応するか確認したいと思います。

 話は金に戻りますが、以前からお伝えしていますように、米長期利回りの上昇はないと指摘(過去のブログを参考)、そうなると、日米金利差縮小➡ドル安・円高の方向性が見えてきます。ドル安、米長期利回り低下は、金へ投資資金を呼び込む要素となるため、大証金6100円台、NY金1750ドル以下は弱気したくありません。押し目があれば買い拾いたいところです。

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