昨日保険のために、大証白金4月限(新補限月)に売りポジションを作ったのは正解でした。そのまま維持しておりますが、基本白金は買い方針継続であるため、買い越しであることには変わりありません。
本日の大証白金は、おそらく2月限から4月限へのロールオーバー(乗り換え)が入ったようで、終始4260円台での小動きとなっておりました。私の買い指値は、5円足らずで成立しませんでした。ただし、ここからは買い拾っていきたいと思います。
白金の上昇要因は、大証市場で順ザヤから逆ザヤに変化してきていること、同じ自動車触媒であるロジウム、パラジウムが高騰していること、NY市場の取組みが減少していることなどになります。
先日までは大証白金の期近が弱含んでいましたが、納会により変化し始めてきました。2月に上昇した時も期近が強含んでいたため、あのような上昇を見せたのでしょう。(それ以外の要因もありましたが)次に、ロジウム、パラジウムが高騰していることからプラチナの割安感が目立つようになりました。ロジウムの代替品としてパラジウム、パラジウムの代替品としてプラチナを用いる研究が行われております。できるかどうかは分かりませんが、ロジウムの代替品としてプラチナも考えられるのではないかと思います。最後に、NY白金の取り組みが減少しております。これは、ファンド買いポジションの手じまい売りが進んだためであり、それでもNY白金1200ドルを維持しているということは、再びファンドが買い進んだ場合、いくらまで上昇するか分かりません。そのように考えますと、NY白金1220ドルあたりは買い方針と考えておきたいです。
大証ゴムは、昨日コメントした通りです。
大証トウモロコシは、昨夜の高値から大幅に下落しました。だからと言って天井を意識すると、安値売りになってしまいます。むしろ、天井は意識せずに、3月末の米作付意向面積、四半期在庫の発表で買い切った30000円を節目と考え、その価格を維持しているか割り込んだかで判断するのが良いでしょう。昨夜は、やや過熱感が出たため、手じまい売り先行型になりましたが、相場の下落は利食い売りではなく、投げ売りにならないと始まりません。つまり、高値で買いついた場合、安値で売らざる負えない。ただ、安値では売りたくない、ならば、30000円前半で難平で買おうといった流れになれば、下落期待もできることでしょう。いまは、時期尚早です。
大証金は、基本買い方針です。昨日は、米長期利回り上昇にもかかわらず、NY金が堅調に推移しました。本来、売り要因である材料が反応しなくなったということは、ある程度、相場に織り込まれてきていると考えるのが妥当でしょう。昨日の米7年物国債入札は順当に消化したため、これ以上長期利回りの上昇は考えにくいと判断しております。米長期利回り上昇よりも低下に、NY金は反応しやすいのではないかと考えております。
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