大証白金は、連休明け4345円を上抜けるか!?17:45

大証ゴムは、ゴールデンウィーク前ということもあり、いったん利益確定いたしました。

 大証金は、底堅い展開を予想していますが、未だ投資資金が金から流出しているため、NY市場1800ドル手前では積極的に買えません。しかも、昨日の米GDP(2021年1月~3月)が前期比6.4%増と、コロナウィルス前の水準まで回復したこと、バイデン米大統領の施政方針演説で、中国に対し強硬な姿勢を維持したことなどで、ドル高・米長期利回り反発が、NY金の上値を抑えた格好となっております。ただし、米経済指標良好にもかかわらず、NY金が売り叩かれないということは、そこに大型金融緩和政策があるからになります。しかも、ある国の中央銀行は、コロナウィルス対策で金を60トン以上購入しており、そのことが相場の下支え要因になっていると考えております。NY金は1750~1800ドルのレンジを意識しております。

 日本ではゴールデンウィークを迎えますが、米国では5月3日ISM製造業購買担当者景気指数(市場予想64.9、前月64.7)、5月5日ADP非農業部門雇用者数、ISM非製造業指数が予定しております。そのため、連休明けの6日が大きく変動する可能性もありますので、ポジションを減少させておくのが良いと思います。

 

 さて、大証白金ですが、4月27日新補発会で保険として新規売りをしたまでは良かったのですが、昨日少し買いポジションを作りました。正直、NY白金が1200ドルを割り込むとは思いませんでした。そのような状況ではなかったのですが、日本市場も米国市場も狭いレンジで動いているように思います。米国市場では1100ドル台は売れないが、1250ドル以上では買えないといった相場になっております。つまり、1150~1250ドルのレンジのように思います。

それならば、日本市場はどうでしょう。

 これは、大証白金日足チャートになります。本日は、外国人投資家(ファンド)の動向に注目したいと思います。

 まず①をご覧ください。4月5日~9日の値動きになります。そこで、外国人投資家は売り17587枚、買い17157枚とし、430枚の売り越しでした。それが、②で外国人投資家は売り28245枚(前週比10658枚増加)、買い26618枚(同9461枚増加)とし、1627枚の売り越しに拡大しました。当然、価格が下落しているので、売り越しが増えるのは理解できます。

 続いて、先週の動向ですが、売り24075枚(同4170枚減少)、買い24808枚(同1810枚減少)とし、一転733枚の買い越しになりました。

 先週、外国人投資家が買い越しにしてから、今週の白金価格はどうだったでしょうか!?少なくとも週前半は上がっておりました。ここからは、私の推測ですが、さらに外国人投資家は買いを増やしているように思います。今週の高値4345円を、ゴールデンウィーク明け6日以降、上抜いてくるかポイントになります。

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