昨日は、クラリダFRB副議長の発言により、米長期利回りが低下したことで、市場にやや安心感が戻ったように思います。ただ、依然としてインフレ警戒心は払しょくできていないように思えます。
本日のコメントは、先週13日終値から18日終値で、各商品どれだけ反発したか比較したいと思います。
まず、日経225ですが、13日終値は27480円、本日の終値28460円であるため、3.56%反発したことになります。続いて、大証金は、13日6413円、本日6566円、2.38%反発。大証銀は、13日95.1円、本日99.6円、4.73%反発。最後に大証白金、13日4288円、本日4347円、1.37%反発といった内容でした。
この数字を見ても、大証白金の上昇が鈍いことが理解できます。おそらく、白金におけるファンドのショートカバーが入っても、新規買いが継続していないように思います。昨日の貴金属の主役は大証金、本日の主役は大証銀であるため、やや脇役になっているように思います。
注意しなければいけないのは、大証金の反落です。ここ一週間の相場上昇により、かなり相対力指数が高くなっています。大証金の下落に大証白金が巻き込まれる可能性もあります。底堅さを判断するならば、大証金が下落しても、大証白金は下値でサポートされるかになります。
このチャートは、貴金属の日足になります。ここ最近の相場動向を確認してください。
大証トウモロコシは、実需の買いも入っている一方で、作付け進捗率が80%と平年より進んでおります。ただし、5月12日の需給報告では、かなり理想的な数字を出していたため、この作付け進展は相場に織り込まれている可能性があります。そのため、安値を弱気するのは避けておく方が良いでしょう。とはいえ、一般的に高値から下落すると、価格が安く感じ「高値覚え」で買いたくなります。買うのは悪いことではありませんが、以前にも指摘したようにロスカットを設定しての買いをお勧めします。私ならば、6月~7月の反発した場面を売り狙いたいと思います。