まず初めに、先週末、大証ゴム250円台は買い方針としましたが、本日あっさり250円を割り込んだため、一旦買いポジションは撤退とします。もう一度タイミングを狙います。
大証白金は、未だJM(ジョンソンマッセイ)社の2021年需給見通しが重くのしかかっているように思います。
こちらのチャートは、NY白金日足になります。白丸で囲んでいますのは、JM社の需給見通しがあった日になります。こちらをご覧いただいても、1225ドルが上値抵抗になっております。この価格を上抜けることができれば、JM社の材料を織り込んだ、若しくは別の材料が出てきたことになります。大証市場では、4280円あたりになります。ただし、今回の場合は、NY市場ベースで見ていきたいと思います。
とはいえ、6月1日、2日に中国再生資源協会、中国黄金協会プラチナ委員会、WPIC(ワールド、プラチナム、インベストメント、カウンシル)が共同で上海プラチナウィークを開催するようです。プラチナを含むPGMの中国国内市場のより一層の発展を図り、国内外の協力体制を進める狙いになります。このイベントが少しでもプラチナの需要につながるようならば、近日中に1225ドルを上抜けることも考えられます。
NY金は、再び1900ドル台に乗せてきました。FRB副議長が、テーパリング(債券購入ペース縮小)は、米経済成長が引き続き力強さを示すなら、今後数か月のFOMCで議論を開始するだろう発言したことで、恐らく市場はテーパリングの時期がまだ先であることを認識し、インフレ警戒を材料にNY金を買い進んでいるように思います。先週もお伝えしたように、大証金買い方針に変わりはありませんが、やや過熱感が出始めているため、ここからの吹き値はいったん利益確定しておいた方が良さそうです。また、2~3日押し目があれば、買い拾っていきましょう。
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