大証トウモロコシは、7月7日のコメントを参照してください。付け加えてお話しするのならば、昨日の米農務省需給報告は、予想通りの数字となりました。6月末の作付推定面積を9269万2000エーカーに引き上げたことで、当然期末在庫が前月見通しより上回るのは仕方がないことです。ただし、市場は作柄が改善していないことに対し、恐らく単収179.5Buに疑念を抱いているように思います。そのことが、今回の反発を招いたように思います。とは言え、6月末の四半期在庫の数字でも大証トウモロコシは高値更新できなかったことを考慮しますと、恐らく天井は打っているのでしょう。そのため、7月7日のコメントでは、33500円~36000円レンジと予想しましたが、33500円~35500円レンジにイメージを修正し、上限では新規売りを視野に入れておきたいと思います。
大証白金は、買い方針継続です。以前にも指摘しましたが、NY、ロンドン、日本市場の白金価格を比較した場合、今では日本市場の期先が一番割安です。日本円で換算しますと15円~25円割安になっております。それだけ、市場は大証白金期先限月を買いついていないということになります。ここにきて、短期的なテクニカル指標が買われすぎを示唆しているため、本日の夜間取引のようなマイナスで推移するのは仕方がありませんが、むしろ売り叩かれた場面では、買い拾ってみるのが良いでしょう。ただし、〇〇〇〇円の壁は未だ厚いため、その近辺では利食いも視野に入れておきましょう。
大証ゴムは、東南アジアでのデルタ株(インド型コロナ)の感染が拡大しているため、需要の落ち込みを懸念し、売り込まれております。しかも、上海ゴム指定在庫が大幅に増加したこと、6月中国自動車販売台数が落ち込んだことも嫌気されているようです。しかし、原油価格が安定していることや、相対力指数が30%まで低下していることから、210円台は弱気したくないところです。
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