本日の大証貴金属市場は、小動きな展開となりました。昨日は、イギリス中銀委員の買い入れプログラムの中止を早期に決定する可能性があると述べたことで、金に売り圧力が強まったものの、その後、米上院でパウエルFRB議長が昨日同様発言で、金相場はいってこいの状態になりました。ただし、ビックプレーヤーがサマーバケーション入りすることもあり、NY金に対し買いが続きませんでした。
さて、大証白金は、7月14日にもコメントしましたが、本日白金現物と大証白金期先との価格差が12円~15円まで縮小しました。まだ、大証白金は割安ですが、恐らく白金現物買い、大証白金売りの巻き戻しが起きているように思います。私の相場観に戻しますが、正直簡単にNY市場が1150ドル、1200ドルへと上昇するようには思えません。上昇するにあたっても、やはり1100ドルを値固めする必要があると思います。そのため、昨日も指摘したように、来週いったん下値を見せると予想し、新規買いは待つことにします。
大証トウモロコシは、やはりレンジ内での動きとなっております。7日に大証トウモロコシは33500円~35500円レンジと指摘し、予想レンジの上限で売り方針とお伝えしました。ご覧になった方は、新規売りしたことでしょう。トウモロコシ相場の上昇は、もうないと考えております。以前にも指摘しましたが、強材料で一時的に反応(上昇)したものの、その後相場が急落したことを考えると、それ以上の材料が出ない限り高値更新することはできないと考えております。ましてや、天候相場も終盤に差し掛かっていることや、木曜日発表の週間輸出成約高が市場予想の下限と落ち込んでいることを見ても、高値を維持することがやっとです。そのように考えると、相場が反発したところでは売りが有効と考えております。まだ安値を売りで攻める相場ではないため、突込みは利食い方針ですが、戻った場面は売りの意識を持ちながら対応していきたいと思います。
大証ゴムは、予想以上に戻しました。そろそろ、下げ渋る時間帯のように思います。つまり、来週、若しくは再来週の突込み(下げた場面、マイナスに沈んだ場面)からは、買いで考えるのが良いでしょう。(7月13日にコメントした通り)
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