結局大証白金は、私が6月23日にコメントした通りの動きとなっております。
昨日は、米サプライチェーン(供給網)の制約に伴い、在庫の大幅切り崩しが重しとなり、第2四半期GDP4速報値が事前予想を大幅に下回ったことが、白金の上昇(反発)に歯止めをかけたように思います。
ここからの大証白金は、当面3900円回復も困難と考えており、8月相場は夏枯れ相場になる可能性があります。しかも、弱材料に反応しているということは、NY市場でファンドの新規売りが未だ入っているように思います。このようなときは、細かなトレードが必要になることでしょう。本日も終始、海外白金価格に比べ20円~25円大証白金が割高となっており、目先は強気できない状況であるということになります。
一方、NY金は7月14日にコメントしたように、相場が反発しております。世界的にデルタ株感染拡大や米国財政の崖懸念、FOMCでテーパリング慎重姿勢などで、安全資産である米国債と金に投資資金が流入しているように思います。そのため、今後も堅調な動きを予想しております。よって、NY金市場で〇〇〇〇ドルを下限と予想し、押し目買い方針と考えております。
日経225は、日本でデルタ株感染拡大していることから上値の重い展開が続いております。しかも、ここにきてIPO(新規上場)企業が、なかなか上昇できないということも、他企業にも影響しており、株式市場全般にネガティブな動きとなっております。海外投資家は21日時点で売り越しとなっていることも、日経225が上昇できない要因と考えます。デルタ株感染沈静化、オリンピック閉会しない限りは、上値の重い展開が続きそうです。今は、戻り売りで考えておくのが良いでしょう。
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