私の見方ですが、ここ数日間のNY金の上昇は、ファンドの新規買いによるもので、一方、NYプラチナは、ファンドの買戻しによるものと判断しております。そのため、本日大証白金の方が下落幅が大きかったように思います。
今週、両商品共ポイントになると考えております。常に指摘しておりますが、市場は27日のジャクソンホールに焦点を当てており、米国の金融政策のヒントを得ようとしています。そのため、27日のFRBパウエル議長の発言までは、ファンドも動きにくいように思います。いずれにしても、ここは静観しておくのが良いでしょう。
大証白金に関して補足しますと、NYプラチナ1000ドル~1020ドル、大証白金3600円を上抜けてくるようならば、世界的なデルタ株感染拡大、トヨタショック、中国規制強化などの弱材料がほぼほぼ織り込まれたと判断して良いでしょう。おそらく、そこから徐々に相場がスタートすると思いますが、弱材料が織り込まれていない場合は、今お伝えした価格帯を上値抵抗にすることが多い。そのため、値ごろ感というよりは、相場が下げ渋る水準を確認し、先ほどの価格帯を上抜けた場合に買いで攻めていくのが良いと考えます。
本日は、短めのコメントになりましたが、それ以外の商品市況に関しましては、080-4653-1005までご連絡ください。