大証白金は、やはり本日午前中の戻り(反発)は売られやすくなっておりました。昨日のコメントで、3362円以上をロスカットで売り方針としたように、再び3200円台まで失速しました。今は、売りの繰り返しになります。しかし、3362円を上抜けたところでは、弱気せずに静観しておくのが良いでしょう。
14日のNY市場では、パラジウムが大幅に急落したため、プラチナも連れ安になったようですが、すでにプラチナ価格が下値へ到達しているのであれば、パラジウムが急落しても売られません。むしろ、パラジウムが反発した場合は、パラジウム以上に買われます。それが、下値の抵抗になります。つまり、プラチナが一番弱い銘柄に、今はなっております。どこまで弱気すれば良いか、正直私にはわかりません。しかし、全てのテクニカルが売りになっていることや、ファンド売りの流れに変化が出ない限りは売りで考えるしかありません。
さて、大証金ですが、4300円台をコツコツ買い拾い、NY金は1800ドル割れを買いで考えるとコメントしましたが、本日大証市場で6300円を下回りました。来週のFOMCを意識した下落と考えておりますが、いったんポジションを軽くした方が良いでしょう。減玉するか、両建てするかになりますが・・・。私の予想ですが、大証金6100円~6200円、NY金1750ドルも視野に入れておく必要があります。
日経225は、30000円を分岐点とし、維持しております。8月中旬から現在に至るまで3000円以上上昇したため、相場の一服感と考えております。しかし、多額の負債を抱える不動産開発業者、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)が、不満を募らせた投資家から抗議デモを起こされております。6月時点で3.7兆円の債務規模をのようです。つまり、チャイナショックの可能性も否定できないため、30000円前半で買った場合、必ずストップロスを入れておく方が良いでしょう。
本日は、大証白金、大証金、日経225についてコメントしました。それ以外の銘柄につきましては、080-4653‐1005までご連絡ください。