昨日やはり、大証金は6160円、NY金は1745ドルまで下落しました。昨日のコメントで、注意喚起していたため、ご覧になった方は上手く対応できたと思います。しかし、まだ上昇する相場ではないと考えております。もう少し不安定な動きを見ておきましょう。
昨日のNY時間の動きを見ますと、21時30分に米小売売上高が予想を大幅に上回ったことで、ドル高・NY金安となりました。一方、NYプラチナは堅調に推移しました。
私の予想では恐らく、大手ファンドはNY金買い・NYプラチナ売りのポジションを維持していたように思います。なぜならば、昨日、NY金が下落しても、NYプラチナの反応は限定的で、NY金下落が落ち着けば、NYプラチナは買われやすくなっておりました。当然、NY金が下落したため、NYプラチナを弱気する投資家もいましたが・・・。以前にも指摘したように、NY金の買いが増えている一方で、NYプラチナは決済売りではなく、新規売りを増やしていたことになります。つまり、ここ数日間のプラチナ下落は、NY金に対し、ストラドルでのNYプラチナ売りを持つ投資家が多かったためと考えております。その巻き戻しが起きているため、本日の大証白金は売り叩かれにくかったのではないかと推測します。
とはいえ、白金そのものの流れが変わったとは言えません。一番最初の難関は、NYプラチナ950ドル、大証白金3362円、それぞれ上回るかになります。その価格を上回れるようならば、ここ最近の流れに変化が出始めてくることでしょう。
日経225も堅調に推移しております。昨日コメントで、中国不動産問題が浮上しているため、ストップロスを設定して買うのは良しとお伝えしました。私のお客様も、買っていただきました。ポイントは、30000円割れです。30000円を下回るようならば、いったん修正安もあると考えております。そうでない限りは、〇〇〇〇円幅は狙っていきたいと思います。先週末の東証1部・2部の海外投資家は、2週連続で買い越しとなっておりました。その一方で、個人投資家は2週連続で売り越しです。しかも、1週目より2週目の方が売り越し額が増加していることから、値ごろ感で売っている人が多いように思います。そう考えますと、相場への下落期待が強く、下がると買い手が多数出やすいことから、余程のことがない限り大幅安は考えにくいと思います。最終局面の踏み上げ相場も視野に入れておきたいと思います。
本日は、NY金・NYプラチナのストラドル疑惑、日経225の値ごろ無用についてコメントしました。それ以外についてのご質問は、080-4653‐1005にご連絡ください。