大証白金は、27日の新甫発会まで様子見。11:39

 先週末の貴金属市場は、かなり波乱含みな展開となりました。なぜ、白金がここまで売られたのか見当がつきません。しかし、一つ言えることは、NY市場でファンドのショートカバー(買戻し)が入っても、新規買いが続かないということでしょう。(その反面、当業者が新規売りをしているように思います。)3840円台の買い玉は、3799円でロスカットとなりました。正直、3900円台まで上昇したため、もう一段高いところでは利益確定売りを検討していましたが、そこまで上昇することは出来ず、3800円割れを演じてしまいました。このようになりますと、NY市場1040ドル、大証市場3800円が居心地良い価格帯なのかもしれません。基本は、買い目線で見ておりますが、今のところ、3300円台、3400円台、3600円台の買いポジションを残し、様子見をしております。27日の新甫発会の価格を見て判断したいと思います。

 

 NY金は、1800ドルを上回り、予想通り買いが集中しましたが、結果的に1800ドルを再び割り込むこととなりました。しかし、弱気はしておりません。NY市場では、徐々に安値を切り上げており、相場の過熱感がほとんどないため、大きく崩れることは考えにくいと思います。すでに、テーパリングは相場へ織り込まれており、先週末のパウエルFRB議長の発言で「利上げは時期尚早」にとあったように、利上げに関して市場が意識する必要はありません。そのため、基本は買い目線継続と考えております。

 

 日経225は、いまだ不安定な動きを呈しております。10月21日の大陰線により、市場は買いにくい雰囲気になりました。買いで考えたいところではありますが、もう一段下落する可能性もあり、ここは慎重に対応するのが良いでしょう。引き続き、様子見とします。

ポジションにお悩みの方は、080-4653‐1005までお気軽にご相談ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事