本日の大証白金は、昨日に引き続き下落しました。私の憶測ですが、11月16日にプラチナスポットで、1100ドル近辺に現物の売りが入ったのではないかと考えております。その影響から、ブラード米セントルイス連銀総裁のタカ派発言が、ファンドの手じまい売り・新規売りを誘ったように思います。昨夜のNYプラチナ下落は、欧州の一部の国で、新型コロナウィルス過去最多となったことから、非ワクチン接種の方へ規制強化するとのことが、白金相場へネガティブに働いたように思います。ただし、ドイツやフランスでは、国民の7~8割がたワクチン接種しているようです。
NYプラチナ1070ドル割れ、大証白金3900円割れを演じたことで、少し上値が重くなるかもしれません。ただし、明日終値ベースでNYプラチナ1070ドル以上、大証白金3920円以上であれば、来週上昇期待ができます。そうならなかった場合は、NYプラチナ1050ドル、大証白金3830円までは視野に入れておく必要があります。基本は買いスタンスですが、ここにきて小さな弱材料が出ているため、売りに抑えられる場面もあるかもしれません。
ここ数日間私は、円安・海外高のコメントをしてきました。未だ円安の流れは変わっておりませんが、昨夜は米長期利回りが低下したことで、日米金利差縮小が円買い要因になったようです。いずれ円安、海外高の相場があると見ております。
ちなみに、今年の天井2月16日4524円、大底9月21日3185円は、それぞれ日本時間に付けております。11月17日の高値4050円は米国時間に付けたため、この価格は近い将来上抜けると見ております。日本時間で。
大証金は、買い方針ですが、6800円割れもありそうです。一度押さないと(押し目形成しないと)、上値を買い上げるにはエネルギーが必要だと思います。高値の買い玉のみ利確も視野に入れておきましょう。
本日は、白金をメインにコメントしました。金は、少し息切れ状態のようにも思います。詳しく知りたい方は、080‐653-1005までご連絡ください。随時会員も募集しております。