大証金は、やはり6700円半ばまで売られることとなりました。ご存じのように相次ぐ米要人発言により、利上げ前倒しが意識されております。基本は買い方針ですが、25日米感謝祭までにバイデン大統領が、FRB次期議長(パウエル現議長続投、ブレイナード新議長誕生)を発表することや、日本時間25日午前4時のFOMC議事録がポイントになると思います。今回の要人発言は、2名ともFOMCメンバーであるため、金相場の上値が重くなりそうです。6800円台は買いにくい相場です。
大証白金は、ダブルパンチで売られてしまいました。FOMCメンバーのタカ派発言に加え、欧州のコロナウィルス感染拡大によりオーストリアがロックダウン、ドイツもロックダウンの懸念があり、それで売り叩かれているように思います。ドイツがロックダウンを実施するようならば、もう一段売られる可能性もあります。いずれにしましても、欧州時間は強気しにくいところです。ただ、不思議なことは欧州の株価が売られていないということです。市場が楽観しすぎているのか、それとも以前のような状況でないということなのか、24日まで様子見たいと思います。24日の午後にはWPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)からプラチナ四半期需給予想レポートが出ます。NY市場の価格が1030ドル台であるため、どのようにマーケットが評価するかも確認したいところです。
日経225は、思いのほか売り叩かれませんでした。要人発言に対しての意識が、株式市場と債券市場では異なるようです。株式市場では、テーパリングの額増加や利上げ前倒しに対し否定的な考えを持っているようです。債券市場は、その反対です。つまり、どちらが正しいかは今のところ分かりませんが、日経平均株価は過熱感がほとんどないため、大きな下落は考えにくいと思います。ただし、買値から200円下回った場合のみロスカットしましょう。
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