11月25日と翌26日に指摘したように、日経225、大証金、大証白金が大幅安となりました。
日経225は、今回たまたま南アフリカで「オミクロン」(新型コロナウィルス)が発生し、世界的に拡大しつつあるため、27000円半ばまで売り叩かれましたが、NYダウ上昇・円安でも上がれなかったための下落シナリオのように思います。ただし、27000円台を弱気する相場ではないでしょう。今回のオミクロンに対しては、すでにWHO(世界保健機関)が懸念される変異株に指定したことで、一気に警戒感が増し、その対処はデルタ株より早い。そのため、私自身、感染が拡大し続けるとは思えません。ただし、懸念は残るため、未だ乱高下は考えられますが、安値を売り叩く相場ではないと判断しております。
大証金も、先週末お伝えしたように、私が予想した6500円~6700円(11/26)レンジの下限まで下落しました。本来ならば、金そのものが買われても不思議ではありませんが、他商品と一緒に売られたということは、リスクオフによるファンドの手じまい売りが大量に出たことによる下落と判断しております。正直、大証金6500円以下、NY金1700ドル台は弱気したくありません。数日間下げ渋るようならば、新規買いを考えていこうと思います。
大証白金もやはり3500円を割り込みました。前回も指摘しましたように、NYプラチナ1000ドルは今一度売られ、950~960ドルまで下落すると予想し、理由はともかくとして、予想通りに下落しました。(予想外は2円以上の円高) 相場は、ここからです。まだ不安定な動きが続くと予想します。しかし、9月の下落とは異なります。9月の下落は、半導体不足・自動車部品不足による自動車販売台数減産が、プラチナ需要減を意識し、海外ファンドは新規売りをしてきました。しかし、今回世界的にオミクロンの封じ込めに成功した場合、全世界でコロナワクチンが普及し、今回の下落が絶好の買い場ということも考えられます。ただ、先日のWPICプラチナレポートと今回の新型コロナウィルスにより、プラチナ相場がV字反騰するとは考えられません。上昇するためには、日柄が必要になると判断しております。
本日は、均等に3商品のコメントをしました。詳しく知りたい方は、080‐4653-1005までお気軽にご連絡ください。